南千住のリバーハープタワー歯科(歯医者)です。一般、矯正、インプラント、歯周病治療、小児、予防等の歯科治療を行っています。

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小児歯科インタビュー

こんな小児歯科担当の先生がいます!

小児歯科担当

歯科医師 立山 高秋(たてやま たかあき)

1.お口の中で気になることがあったら、歯が生えていなくても歯医者さんに来ていいんです

-どんな層の患者さんが来ますか?

曜日によって特徴がありますね。

土曜日は共働きのおうちのお子さんと親御さん、平日は未就学児、小学生は夕方に来ます。

予防(フッ素をぬってください)と治療で来る患者さんと、半分半分ですね。

お子さんの場合、金銭的は負担はゼロなので、気軽に来ていただいています。

最初から予防歯科が希望で来る人もいますよ。

あとは、治療後、予防で来る人もいます。半々くらいの割合ですかね。

-子供っていつから歯医者さんに行っていいのか、わからないんですけど・・・。

「いくつからでないとダメですよ」というのは、決まっていません。

ゼロ歳の子、下の歯が2本生えている子を連れてくるケースもあります。

お口の中のことで気になることがあったら、歯が生えていていなくても別に来ていいんです。

歯以外の部分の疾患(しっかん)ってこともありますから。

-例えば?

上皮真珠(じょうひしんじゅ)と言って、まだ歯の生えていない赤ちゃんの歯茎に白くプツって、ニキビみたいに見えるんですよ。

これ、お母さんビックリするんですけど、自然に治るんですよ。

歯医者さんに来て、自然に治るという事が分かれば安心しますよね。

その「安心」が大事なんですね。

それと、歯がなくても、生活上のお口の健康に対するアドバイスとか、歯はいつごろ生えて来るのか?生えてきたらどうお手入れすればいいのか?などのアドバイスもできます。

-「あのうちの子は歯が生えているんですけど、うちの子は生えてないんです、どうしましょう?」とかそういう相談もOKですか?

そうですね。

要するに「治療」だけが全てではないので、成長や健康の管理も一緒にあっての「予防」ですね。

生えたての歯って、どう手入れすればいいのか?分からないですよね。

歯磨きがいやな子供と毎日格闘している・・(笑)。

そんなときは、歯医者さんに聞きに来てください。

僕もプライベートで格闘しています。(笑)

ブラッシング指導やお菓子などの食べもの・飲みものとの付き合い方とかも、お伝えできますし。

-世間のママは、「歯が生えなきゃ歯医者は行っちゃダメ」って思っています。

症状がなくても、歯医者さんに来ていいんです。

-先生も小さいお子さんがいらっしゃると聞いたのですが、おいくつですか?

2歳6ヶ月です。(2016/1/現在)

ヤダヤダ期に差し掛かって、生意気になってきました(笑)。

イタズラもするようになってきましたねえ。

-お子さんがいる先生なら、安心して子供を連れてこられますね!

自分が子持ちになる前から子供は好きでした。

子供が怖い思いをしないように心がけています。

「安心、安全で誠実な診療」を心がけています。

2.子供時代の虫歯が、永久歯の歯並びに悪さをします

-小児歯科に関しての思い入れは?

小児歯科をがんばりたい1つの理由は、大人になってから「ああすればよかった、こうすればよかった」とならないように、子供のうちから「正しい知識と治療」をしっかり提供したいと思ったのです。

例えば、子供の歯を軽く見る、「いずれ生え変わるから」と軽く見ているケースもあります。

でも、早めに対処することによって、将来が変わることもあります。

虫歯がひどくなって根管治療(こんかんちりょう:歯の根の治療)をした後、歯の根が再感染した場合、永久歯が「回避現象」を起こすんですよ。



根の消毒を済ませた、子供の歯がありますよね。

治療後、歯の根に病変(びょうへん)を持っちゃう、具体的には膿(ウミ)が溜まることがあるんですね。

後から生えてくる永久歯が、これを「異物」と認識して、横から生えてくることもあります。

(上記写真参照)

根の先に膿(ウミ)が溜まると、歯並びが悪くなる原因になっちゃうんですね。

大人の歯を見ていても、小児のときの対応をしっかりしていれば、不正歯列(ふせいしれつ:歯並びが悪いこと)にならなかったんじゃないかな?という例を、多々みます。

-子供の頃の虫歯が、永久歯の歯並びに悪さをするなんて、知りません、普通。

子供の将来がいい方向に変わっていけば、歯科医師冥利に尽きますねえ。(笑)

-治療に来たときに、治療中は子供を先生にお任せできるんですか?

3歳以上は、「母子分離」が原則なんです。

僕とコミュニケーションをどれくらい取れるか?を見て、拒否感が強くなければ、お任せしていただいて大丈夫です。

2歳以下は、親御さんに付き添ってもらう形になりますが。

治療の最初と最後には、親御さんに説明します。

「困っている人をほうっておけない」アフリカの子供の写真が医療へのスタートライン

―ネパールに行かれたとか。

半年ですが留学生という形で。

以前勤務していた大学病院の教授に紹介して頂きました。

日本に比べれば歯科医師の人数は少ないです。治療がメインです。

設備が極端に悪いか?といえばそんなことなく、都市部は日本に劣るとは思いません。

ただ、設備が整っているところと整っていないところの差は大きいです。

日本のように「国民皆保険」ではないのですね。

道具ひとつにしても、日本ではお目にかかれないインド製や中国製のものとかもありました。

―どうしてボランティアしたいと思ったのですか?

中学とか高校から(ボランティアの)希望はあったんです。

じゃあ、何でその頃から海外でボランティアをしたいと思っていたか?を、考えたんです。

そうしたら、小学校のころに遡りました。

絵の習い事をしていたのですけど、絵の教室の先生が、美術館だけでなく写真展に連れて行ってくれたのです。

ある写真展で、アフリカの裸の子供の写真、飢えで手足が細くおなかだけが膨れている写真を見たのです。

小学校低学年のときに見たのですが、かなりショックでした。

自分と同じくらいの年の子が、服はまったく着ないで、しかも骨と皮みたいな姿で。

今でも鮮明に覚えています。

家に帰って「どうしておなかだけ太っているの?」と父に聞いたら、腹水がたまっていてと話してくれて。

父は医師でしたので詳しく教えてくれました。

―歯科医師になった理由は?

「医療関係に進みたい」という思いは、高校生になってから芽生えました。

中学生のときは、アフリカの写真にどこか影響を受けていたのかもしれません。

海内で何か役に立つ仕事にあこがれました。

例えば、青年海外協力隊のようなものです。

同じ海外に行くにしても、医療関係の仕事で行きたいと思いました。

医療関係の家系だったこともあります。

父は精神科医、母は薬剤師、祖母は看護師、親戚に歯科医師もいます。

さらに「直接自分の手を使って病気を治す仕事をしたい!」と思って探したら、医師、歯科医師、鍼灸師、柔道整復師とかしかない。

-正義感が強くてかっこいいですね。天職ですね!

祖父は、鹿児島県の国分で開業医をしていたそうです。

鹿児島県周辺の離島で、仕事をしたことがあるらしいんですよ。

性格は、祖父に似たのかな?と思ってます。

-Dr.コトー診療所の世界ですね。

そうですね。

-障害を持った子供の治療はOKですか?

基本的にはOKです。

近いところの方が親御さんもいいでしょうし。

できることとできないことがあるので、場合によっては、専門性の高い医療機関を紹介させていただくこともあります。

-子供の矯正もできるのですか?

はい。

いつごろはじめたらいいか?とかはアドバイスできます。

具体的内容は、当院に矯正の専門医が月に一回来るので、そのときにご相談ください。

お口に関することの相談は、最初の入り口として、ぜひいらしてください。

治療だけでなく、お口全般の成長も見守りたい。

昔は海外で何か貢献することが夢でしたが、今の夢は自分が診療した子供が大きくなって大人になっても会えることです。

4.「安心で誠実な治療」を考えて治療しています

-成長過程を1人の先生に見届けてもらうのは、母親としてとても心強いです。

もちろん、「痛くない、つらくない、怖くない」を心がけて治療しています。

子供の場合は、精神面の成長も見守っていかなくてはならないところがあります。

いやと言われたからやらないでは治療が進まず、その間に悪い方向に進んでいきます。

子供にがんばってもらうように促す、応援する、導くこともあります。

―成長のサポートもしていただける・・・。

患者さんだけでなく、職場のスタッフに対してもそうですけど、

「よく聴いて、よく考えて、行動する」ということを日ごろ心がけています。

―プライベートのことを伺います。子育ては参加していますか?

僕の担当は、歯磨きです。(笑)

自分では参加しているつもりです、奥さんに怒られるかもしれませんが・・。(笑)

休みの日は、勉強会があったりもするんですけど、僕がこどもをが見て、奥さんには休んでもらうこともあります。

あと、平日遅くなければ、風呂入れるとか、ご飯食べさせるとか。

怒りたくなるときもありますけど、子育てをしていて幸せな感覚があります。

子育ては休みなしですよね。

お母さんたちは、毎日子供と向き合っていてすごいな!と思う反面、続くと、参るんじゃないかとも思います。

本当に、頭が下がります。

-ご出身地は?

生まれは鹿児島、育ちは東京です。

一時期、西ドイツにいたときもあります。

-趣味は?

登山です。

大学のときにワンダーフォーゲル部に所属していました。

-ネパールといえば、エベレスト。

秘境などの、厳しい自然環境が好きという一面もあります。

子供がもう少し大きくなったら、連れて行きたい、と思っているくらいです。

地震のときは何もできなくて、お金送るかしかできなかったんですけどね。

ネパールにいるときは、滞在してから3ヶ月目ぐらいの頃、文化の違いがつらいと感じる時期があって、日本に帰りたいと思ったときもありました。

でも、それ以上にものすごく優しくしてもらったんですね、支えてくれたのも、ネパールの人。

元気をもらって帰ってきたのです。

恩返ししたいです、第二の故郷、心のよりどころです。

5.子供たちと「健康な将来」を一緒に作っていきたい

-ポリシーは?

「医食同源」って、言葉が好きです。

病院で治療してもらったり、薬をもらうことが全てではなくて、普段の生活のすごし方で健康状態が変わります。

ウチに治療や予防で来たときにお話しすることから、さらに「プラスアルファ」を家に持ち帰ってほしいなと思います。

「プラスアルファ」は、「生活上の注意事項」とか「将来的なこと」とかの「知識」ですね。

実は、口腔は全身疾患に密接に関わっているんですね。

口を診るだけでなく、全身を診ます。

たとえば、口が開いている「口呼吸」もNGなんですね。

「何で口で息をしちゃいけないの?」と思うお母さんもいると思うんですよ。

簡単に言うと、鼻で呼吸する=加湿も加温も除菌もする「超高性能フィルター」を使っているということなんです。

それを使わないなんて、もったいない!

呼吸は、歯並びや矯正とも関わっています。歯科領域からお話できることがいっぱいあります。

「呼吸を見る」っていうのは、まだまだ新しい話なんですね。

まだまだ研究し甲斐のある分野です。

その「なぜなぜ?」を知ってもらって、生活上のことをサポートできれば、これ以上うれしいことはありません。

※この写真は2018/08のものです

(インタビュー 2016/1/14)