南千住のリバーハープタワー歯科(歯医者)です。一般、矯正、インプラント、歯周病治療、小児、予防等の歯科治療を行っています。

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歯科に関する豆知識

歯磨き+フッ素でむし歯予防をしよう!

2020.02.04

むし歯予防と言えば、歯磨きが大切なことはみなさんご存じの通りかと思いますが、実は歯みがきで10000個の細菌を1個に減らせたとしても2時間後には戻ってしまいます。また、歯の溝や表面にある小さな穴にも細菌はいるため歯ブラシではなかなか除去しきれません。そこでむし歯予防には効果が認められているフッ素をうまく利用することをお勧めします。

現在日本で行われているフッ素を使ったむし歯予防法としては、フッ素を直接歯に塗る方法フッ素入り洗口剤でブクブクうがいをする方法フッ素入りの歯磨き剤を使う方法があります。

フッ素を直接歯に塗る方法は、歯科医院で高濃度(9000ppm)のものを使います。これは、歯の化学構造であるハイドロキシアパタイトがフッ化物イオンを取り込み、酸に強いフッ化アパタイトに変わることで歯を強くします。しかし、この反応は少しずつ消失しますので3~6ヶ月に一回は歯科医院を受診して塗ってもらいましょう。塗布後は、唾液は飲んでも大丈夫ですが、30分程度は飲食やブクブクうがいを避けたほうがよりフッ化物が定着します。

フッ素入り洗口剤でブクブクうがいをする方法フッ素入りの歯磨き剤を使う方法に使用している歯磨き剤や洗口剤には225ppm~1500ppm程度のフッ素が配合されていて、これが歯を酸が溶かすのを抑制したり再石灰化を促します。しかし、多くは唾液によって洗い流されてしまうのですが口腔粘膜に残ったフッ化物が少しずつ放出されて、歯の脱灰抑制と再石灰化を促進します。粘膜上に保持されたフッ化物もいずれは消失しますので、フッ素洗口は1日に1回、フッ化物配合歯磨き剤は1日に2回以上使用するとよいでしょう。

このように、高濃度と低濃度のフッ素はむし歯の予防作用が異なるため併用するとよいでしょう。下記にまとめましたので参考になさってください。