歯茎が腫れたときはどうする?考えられる原因と受診の目安
2026.08.09
「歯茎が腫れて痛い」「歯磨きをすると血が出る」「歯茎にできものができた」など、歯茎の腫れは比較的よくある症状です。
一時的な炎症の場合もありますが、歯周病やむし歯、歯の根の炎症などが原因になっていることもあります。
そのまま放置すると症状が悪化する場合もありますので、原因を知り、適切に対処することが大切です。
歯茎が腫れる主な原因
1.歯周病
歯茎が腫れる原因として最も多いものの一つが歯周病です。
歯と歯茎の境目にプラーク(歯垢)がたまると、細菌によって歯茎に炎症が起こります。
初期には、
- 歯茎が赤くなる
- 歯磨きのときに出血する
- 歯茎が少し腫れる
といった症状が見られます。
さらに進行すると、歯を支えている骨が溶け、歯がグラグラすることもあります。
「痛くないから大丈夫」と思っていても、歯周病が進行していることがあります。
2.むし歯が進行している
むし歯が深くなり、歯の神経まで細菌感染が進むと、歯の根の先に炎症が起こることがあります。
この場合、
歯の根の周囲や歯茎が腫れる
ことがあります。
「歯はそれほど痛くないのに、歯茎だけが腫れている」という場合でも、歯の根の部分に問題が隠れていることがあります。
3.歯の根の先に膿がたまっている
歯の根の先に細菌感染が起こると、膿がたまって歯茎が大きく腫れることがあります。
特に、
- 急に歯茎が腫れた
- ズキズキする
- 歯を噛み合わせると痛い
- 顔まで腫れてきた
- 歯茎から膿が出る
といった症状がある場合は、早めの歯科受診をおすすめします。
4.親知らずの周囲の炎症
親知らずが斜めに生えていたり、途中までしか生えていなかったりすると、その周囲に汚れがたまりやすくなります。
その結果、歯茎が腫れて痛くなることがあります。
特に奥歯のさらに奥の歯茎が腫れている場合は、親知らずが原因かもしれません。
5.歯と歯の間に食べ物が挟まっている
歯と歯の間に食べ物が詰まることで、局所的に歯茎が炎症を起こすことがあります。
この場合は、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使用して清掃することで改善することがあります。
ただし、繰り返し同じ場所が腫れる場合は、歯周病やむし歯など別の原因がないか確認する必要があります。
歯茎が腫れたとき、自分でできること
歯茎が腫れているときは、できるだけ患部を清潔に保つことが大切です。
やさしく歯磨きをする
腫れているからといって歯磨きを完全にやめてしまうと、プラークがさらにたまり、炎症が悪化することがあります。
柔らかめの歯ブラシを使い、強くこすらず、丁寧に清掃しましょう。
口の中を清潔にする
歯と歯の間に食べ物が詰まっている場合は、歯間ブラシやフロスを使って取り除きます。
ただし、無理に器具を入れて傷つけないよう注意してください。
患部を強く押したり、つぶしたりしない
腫れている部分に膿がたまっているように見えても、自分で押したり針などでつぶしたりするのは避けてください。
炎症が悪化する可能性があります。
強く温めない
腫れや痛みがあるときに患部を温めると、炎症が強くなって腫れが悪化することがあります。
入浴や飲酒などで症状が強くなる場合もありますので注意しましょう。
こんな症状があれば早めに歯科医院へ
次のような症状がある場合は、できるだけ早めに歯科医院を受診してください。
- 歯茎の腫れが数日たっても治らない
- 強い痛みがある
- 歯を噛むと痛い
- 歯茎から膿が出る
- 顔や頬まで腫れてきた
- 発熱がある
- 口が開けにくい
- 同じ場所が何度も腫れる
- 歯がグラグラする
特に、顔の腫れが急速に広がる、発熱を伴う、飲み込みにくい、息苦しいなどの症状がある場合は、炎症が広がっている可能性があるため、早急な受診が必要です。
歯茎の腫れは「原因を調べる」ことが大切です
歯茎の腫れは、単なる歯茎の炎症だけでなく、
歯周病・むし歯・歯の根の炎症・親知らずなど、さまざまな原因で起こります。
一度腫れが引いたとしても、原因となっている病気が治ったとは限りません。
特に「何度も同じ場所が腫れる」という場合は、放置せずに歯科医院で検査を受けることをおすすめします。
歯科医院では、口の中の状態を確認し、必要に応じてレントゲンなどの検査を行って、腫れの原因を調べます。
まとめ
歯茎が腫れたときは、まず口の中を清潔に保ち、患部を刺激しすぎないことが大切です。
ただし、歯茎の腫れにはさまざまな原因があります。
「そのうち治るだろう」と長期間放置せず、症状が続く場合や強い痛み・膿・顔の腫れなどがある場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。当リバーハープタワー歯科では歯茎の腫れの原因を診査しています。




