むし歯が痛い
「この間から、奥歯が痛いけど、歯医者に行く時間がない・・・」
時間がないと言いつつ、どんどん後回しにして、痛みが増していく。
「歯医者さんが嫌いな理由」は、昔の歯医者さんの思い出、つまり痛かったり怖かったりの経験でないのでしょうか?
今の歯医者さんは、昔の歯医者さんと違って痛みの少ない治療をしています。
麻酔の注射が痛かったのは過去のことです。
今の歯医者さんは表面麻酔薬を塗布後、細い注射針を使用し、ゆっくりと麻酔薬を注入することでほぼ痛くない治療が出来ます。
「そんなこと言っても、痛いことには変わりないんじゃないの?」
では、実際にどのような手順を踏むのか?をお知らせします。
「知らないことは怖いこと」です。
手順を知ることで恐怖が和らぎ、感じる痛みも少なくなります。
虫歯治療時の麻酔の手順
STEP1 表面麻酔
注射針のチクッとした痛みを感じないように、まず歯ぐきに麻酔をします。
STEP2 細い注射針を使う
「採血のときの注射針は太くて痛かった」と記憶されている方もいるのでは?
注射針は、太ければ痛みを感じやすく、細ければ痛みを感じにくくなります。
リバーハープタワー歯科で使う注射針は、最も細いランクの注射針を使用しているので、痛みはほとんど感じません。
また痛みを感じないようにゆっくり注射します。
治療が終わったら
お疲れ様でした。
今度は、虫歯や歯周病にならないように、歯医者通いをお勧めします。
虫歯の治療をした後だったら、クリーニングするだけで治療せずに、痛い思いをせずに済みます。
歯がツルツルになって、口臭も減って一石三鳥です。
虫歯ってどうしてなるの?
虫歯の菌の正体は「ミュータンス菌」と「ラクトバチラス菌」です。
「ミュータンス菌」は、歯の表面でヌルヌルしたバイオフィルム(バイオフィルムは、排水溝のヌメヌメと同じ理屈で、歯垢やプラークのことです)を形成し、酸を作り、さらに虫歯を作ります。
「ミュータンス菌」は糖分が大好物で、「ミュータンス菌」が作り出した「酸」によって歯が溶けてしまうのです。
残念ながら、放置しておいても治りません。
お父さん&お母さん、おじいちゃん&おばあちゃん必見!
子供を、孫を虫歯にさせたくない!知っておくべき虫歯になりやすい人、なりにくい人の差は?
一生懸命歯磨きをしているのにむし歯が再発する人がいます。
一方「あんまり歯磨きしないけど、虫歯にならないんだよね~」という人もいます。
その違いはいったい何なのでしょう?
その秘密は、1歳半~2歳半の「お口の環境」にあります。
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には「虫歯菌(ミュータンスレンサ球菌)」はいません。
かわいい歯が生えてくると、虫歯菌が住める環境が整います。
「え?虫歯菌が住める環境って、どういうこと?」
「虫歯菌(ミュータンスレンサ球菌)」は、歯の表面上でしか生きられない細菌なのです。
逆に、歯が生えていない間は感染しても「虫歯菌(ミュータンスレンサ球菌)」は住み着く環境がないので生きていけないのです。
ところで、大人の口の中には、どれくらいの細菌がいるか?ご存知ですか?
なんと!100~300種もの細菌が存在します。
細菌というと、どうしても「悪者」(虫歯菌や歯周病原菌)ばかりが思い浮かびますが、「善玉菌」と呼ばれる共生細菌もいて、お口の中の環境維持を行っています。
その細菌のネットワークを細菌叢(さいきんそう:フローラ)と言います。
「フローラってどっかで聞いたことある」
そうです、腸内フローラのあのフローラと一緒です!
一般的には、完成された細菌叢(さいきんそう:フローラ)のバランスは簡単に崩れることがなく、後から「ミュータンスレンサ球菌」が入ってきても定着することは少ないとされています。
お子さんのお口の細菌叢が形成される時期は
生後1歳7か月から2歳7か月です。
そう、この時期に「ミュータンスレンサ球菌」が住み着かなければ、それ以後感染する可能性が格段に低くなります。
この時期を「感染の窓」といいます。
ココで虫歯菌が住み着いていないことが「あんまり歯磨きしなくても虫歯にならない」になるのです。(もちろん、そうであっても歯の手入れは大事です。お口のトラブルは歯周病もあります)
1歳半から2歳半、この一年がそのためにまわりのお父さんお母さん、ついでにおじいちゃんおばあちゃんも、かわいい孫のために一族郎党みんな揃ってお口のお手入れしませんか?
孫やお子さんのためだけでなく、もちろん自分の歯が長持ちするためにも役立ち一石二鳥です。