南千住のリバーハープタワー歯科(歯医者)です。一般、矯正、インプラント、歯周病治療、小児、予防等の歯科治療を行っています。

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歯科に関する豆知識

フッ素のお話 Q&A

2019.06.26

Q1、なぜ虫歯予防にフッ素を使うの?

A約80年前、ある地域で適度なフッ素が含まれる飲み水を飲んでいる人々に虫歯が少ないことが明らかになりました。この事実から飲み水中のフッ素の濃度を調整する方法が生まれ、1945年からアメリカのある地域で水道水のフッ素濃度を1ppmに調整する事業が始まりました。その後その地域の子供の虫歯は水道水のフッ素濃度を調整する前と比較して約半分に減りました。この成果をもとに①フッ素を錠剤として服用する、②食塩や牛乳の中のフッ素濃度を高める③フッ素を歯に塗る、④歯磨き剤に配合する、⑤フッ素液で洗口するなどの方法が考えられました。フッ素は、あごの骨の中で歯が作られる時に、全身的な作用で虫歯になりにくい歯を作ります。さらに歯の表面に局所的に作用して、歯からのミネラルの放出を防ぎ、初期の虫歯の部分にミネラルを再沈着する働きがあります(再石灰化)。

フッ素を使うことは、科学的根拠に基づいた虫歯予防です。

Q2, フッ素は飲んでも問題ないの?

A フッ素は天然のすべての飲食物に含まれており、毎日食べたり飲んだりしており、問題ありません。WHO(世界保健機構)では、フッ素を必須栄養素としており、アメリカやEUでは1日あたりのフッ素適正摂取量が決められています。あらゆる栄養素や薬にも言えることですが少なすぎると効果がなく逆に多すぎると害になることがあります。他の栄養素と同じく適正量が重要となります。

Q3 妊娠中でもフッ素を使って大丈夫?

A 大丈夫です。フッ素の全身応用をしている国で、フッ素の使用で胎児に悪影響や死産の増加や新生児の死亡率増加などの報告はありません。また、フッ素は胎盤通過性が低く、母乳からの移行性も低いことがわかっています。したがって、妊娠中に摂取したフッ素が赤ちゃんに有効に作用することはありません。しかし、妊娠中はお口の環境が虫歯になりやすくなるため、妊婦自身の虫歯予防のためにフッ素を使うことはよいことと言えます。

Q4 フッ素入り歯磨き剤はどれがよい?

A ほぼどれも同じです。日本において市販されている歯磨き剤の中には90%のものがフッ素を含有しています。商品の裏などに記載されている成分を見て頂くと、そこにフッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化スズのいずれかが書かれていますので確認してみてください。

Q5 フッ素を歯科医院で塗るものと家でブクブクするものの違いは?

A 濃度と使用頻度が違います。歯科医院で塗るフッ素は9000ppm、うがいに用いるものは250~900ppmで歯科医院での歯面塗布は3~6ヶ月に一度、ブクブクうがいの場合はほぼ毎日使用します。いずれも効果は高いのですが、使用すれば100%虫歯にならないかというとそうではありませんので毎日の正しい歯磨きが大切となります。

参考文献 歯医者に聞きたい フッ素の上手な使い方 NPO法人日本むし歯予防フッ素推進会議 監修