南千住のリバーハープタワー歯科(歯医者)です。一般、矯正、インプラント、歯周病治療、小児、予防等の歯科治療を行っています。

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歯科に関する豆知識

歯にとって良い金属って、本当はなに?

2019.05.29

奥歯が少し深めの虫歯になった場合、初期虫歯以外は通常、虫歯の悪い部分を削り取り金属やセラミックで詰め物をしたり被せ物を入れたりすることがあります。今回は奥歯に限りしかも金属を選択した場合のお話です。
詰め物をする場合、削った空洞と金属は約10μ(1/100mm)単位で適合させる必要があります。なぜならば、もし金属と空洞が適合せず隙間が生じたとしましょう。するとその隙間には虫歯の原因である細菌が繁殖し易くなり治した歯でも二次的に虫歯になったり金属が取れ易くなってしまうのでそれを防ぐためです。
 では、どんな金属がその条件に合うのでしょうか?それはゴールド(金)の含有量が多い金属(金合金18K以上)が最もよいと思われます。ゴールドはご存知のように薄く延ばすことができ適合を合わせやすい上、錆びないため細菌が繁殖しずらく二次的に虫歯になり難く、金属自体も外れ難いと言えます。さらに、ゴールドは、他の金属に比べ硬すぎないため咬み合わせがなじみ易く、金属を入れた歯や対合の歯に負担をかけません。また、金属アレルギーの心配もかなり少なくなります。残念ながら保険適応ではありませんが、体の負担や再治療を繰り返すコストを考慮すれば、長い目で見たときに価値があることなのではないでしょうか。
 一方、いわゆる銀歯はどうでしょうか?銀歯といっても正確には、金銀パラジウム合金といいますが、戦後の物が不足していた時代に安く手に入る材料として考え出された合金です。実際、金は12%しか含まれておらず、歯にとって良い条件は満たしていないと言えます。また、金銀パラジウム合金は金より硬めであるため適合があわせ難く、錆びるため二次的な虫歯や金属アレルギーの心配も出てきます。ちなみに、アメリカやドイツなどでは使用していない金属です。
 当院でも、二次的な虫歯や金属の脱離で来院される患者様の中で圧倒的に多いのが金銀パラジウム合金の場合です。
 ただ、金合金のデメリットを挙げるとすれば、見た目が金色なので人によっては抵抗のある方もいらっしゃるかと思います。ちなみにそういった場合はセラミックやハイブリットセラミックなどがあります。しかし、見た目はきれいですが割れる可能性があるため金属より耐久性が多少劣ると言えるでしょう。
 耐久性を取るか、見た目の美しさを取るか、そこは人それぞれの価値観ですので個人個人のご判断にお任せします。ただ、前歯に関しては間違いなくセラミックがおすすめです!セラミックについてはまたの機会に詳しくお話しします。
 なお、費用については当院HPに掲載してありますのでご覧下さい。