初期虫歯(CO)とは?
2019.01.06
「初期虫歯」とは、歯に穴はあいていないけれども黒っぽく着色していたり白濁しているものを言います。これは、カルシュウムなどのミネラルが抜け出した状態で直ぐに削って詰める必要がないものです。昭和50年代位までは早期発見・早期治療の考え方から、こうした初期虫歯は削って詰め物をするという治療が行われていたようです。しかし現在では、予防のケアをしっかりすることで進行が止まったり、再石灰化といってカルシュウムが歯に戻り、健全歯への回復を期待するといった考え方に変わっています。ところが予防のケアを怠りますと治療が必要な虫歯に進行する可能性がありますので注意が必要です。
ですから、3ヶ月から6ヶ月に一度は虫歯が進行していないかどうかのチェックやフッ素の塗布を歯科医院でうけることが必要です。また、キシリトール入りのガムなども虫歯予防や再石灰化に有効です。