南千住のリバーハープタワー歯科(歯医者)です。一般、矯正、インプラント、歯周病治療、小児、予防等の歯科治療を行っています。

  • 電話番号

    診療時間 / 午前10:00-13:00 午後14:30-19:00

歯科に関する豆知識

「痛くないよ。」は子どもには「痛い。」と聞こえる。

2019.11.29

小さい子どものいるお父さん、お母さんへ。自分のかわいい子どもを歯医者さんに連れて行くとき、とても嫌がられたりするのはよくあることだと思います。
待合室で呼ばれて診察室に入るとき、わが子がとても嫌がるので、思わずこんなことを言ったことはありませんか?
「痛くないから大丈夫だよ!」
「痛いことをしないから大丈夫だよ!」
「怖くないよ!」などなど…

これらの言葉をかけても、嫌がる子どもには効果はないです。むしろ、逆にもっと嫌がったり怖がったりするようです。

「痛くない。」「怖くない。」と、一生懸命子どもに言っても、子どもには「痛い。」「怖い。」と聞こえたり、受け取られることが多いです。子どもたちは、「痛くないよ~痛くないよ~」などと言われながら予防接種などの注射を打たれてきます。子どもにとってこの言葉は、「これから注射をする。」「痛いことをする。」と受け取っているかもしれません。親にとっては「痛くない。」「怖くない。」と「~ない。」という表現で否定しているつもりでも、「痛く~」「怖く~」の表現で既にマイナスのイメージを子どもに与えているのです。

じゃあ、この文章を書いたあなたはどうしているの?自分は息子を予防接種などで医療機関に連れて行くときは、なるべくマイナスのイメージの言葉は使わずプラスのイメージの言葉を使うようにしています。たとえば「これから強いお兄ちゃんになるんだ!」「これから立派な男になるんだ!」等…これらの言葉がけが絶対正しいというわけではありませんが、余計に嫌がられたり怖がられたりはしなかったです。

このことは子どもを歯科医院だけでなく、小児科や耳鼻咽喉科といった医療機関へ連れて行くときも大切なことだと思います。どうか、参考になれば幸いです。

立山 高秋
参考文献 小児歯科診療最前線!子どもを泣かせない17の裏ワザ 第1版 クインテッセンス出版