鼻が悪いと歯が痛む
2018.12.20
通常歯が痛い時は、虫歯や歯周病を疑います。しかし、歯が悪くなくても運動時などにになんとなく歯がひびく感じがしたり、何もしていなくても歯が痛いと感じることがあります。その原因の一つに鼻炎や蓄膿などを起こしている場合にそれが原因であることがあります。この場合、特に上の奥歯が痛いと感じます。
では、どうしてこの様なことが起こるのでしょうか?その理由として、鼻の横には上顎洞と言われる空洞があり、鼻炎などを起こした時にはこの空洞の粘膜(上顎洞粘膜)も炎症を起こします。上の奥歯は根の部分がこの上顎洞粘膜に接触していることがあり、上顎洞粘膜の炎症が逆に歯の神経に炎症を波及させ痛みを発生させると考えられるからです。
ですから、この場合の歯の痛みは鼻炎等が治まれば自然に治まりますので歯の治療は必要ありません。
しかし、レントゲン検査をしないと虫歯や歯周病が発見できない場合がありますし、歯科医院で鼻の病気が見つかることもありますので素人判断ではなくちゃんと受診してくださいね。